陽が落ちる頃の
突然の雨が
生温く僕を包む
あの日の悲しみは
置いていくべきだと
そう思って胸の奥隠す
やってきた闇夜と
まとわりつく風
いつだって忘れない
星の決まりを
受け入れることができず
同じところ彷徨う
泣いた
小さな部屋で
ただ 古い音色で繋いで
言葉ひとつなく、ふたり
祈ってた
迷い込んだ森で
見つけた湖
あまりに美しく透けて
怖い
去っていくものたち
残されるものたち
未来を知っても
儚く強い眼差し
呼んだ
僕の名前を
そっと終わりを告げる
まだ 行かないでと
手を伸ばす…
満ちて溢れて
光のかけらとなって
今は全てに宿り
きっとあなたと生きていけるでしょう
睡蓮

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