小さな窓

デモ
仮歌
小さな窓の向こうへ私は行けるだろうか
窮屈な箱を出てまた赦されるだろうか

指さされる夜もあった
抱かれた夜もあった
苦い顔で別れ告げて
また箱で今日も眠る

もしも上手に甘えてたら
もしも上手に笑えてたら
もしも私じゃなかったのなら
うまく生きれたかな

汚れた箱の中で割れた爪を剥ぐ
血が止まらない傷を舐めて終わりを待つ

いつかきれいな花で飾って
いつか愛していると言って
いつか日のあたる窓際で
手を握って泣いてみて

もしも明日息絶えたら
誰か気づいてくれるのかな
腐って骨だけになるまで
放っておかれるかな

小さな窓を覗いてみて


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