小さな窓の向こうへ私は行けるだろうか 窮屈な箱を出てまた赦されるだろうか 指さされる夜もあった 抱かれた夜もあった 苦い顔で別れ告げて また箱で今日も眠る もしも上手に甘えてたら もしも上手に笑えてたら もしも私じゃなかったのなら うまく生きれたかな 汚れた箱の中で割れた爪を剥ぐ 血が止まらない傷を舐めて終わりを待つ いつかきれいな花で飾って いつか愛していると言って いつか日のあたる窓際で 手を握って泣いてみて もしも明日息絶えたら 誰か気づいてくれるのかな 腐って骨だけになるまで 放っておかれるかな 小さな窓を覗いてみて
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